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パワーアンプのダンピングファクター
パワーアンプのダンピングファクターとは、スピーカーの駆動能力のことだと思ってください。パワーアンプの W数 とダンピングファクターは関係ありません。
注意するべきは、低域のダンピングファクターです。高域のダンピングファクターは問題にしなくて良いです。クラウン D-45 と言うアンプが、昔プロケーブル本店で販売されておりましたが、このアンプのダンピングファクターは、400Hz のあたりで 400という数字を誇るものでした。これは、38cm ウーファーを、軽々と駆動するものです。
当店で現在販売している Thomann のアンプのシリーズは、1kHz のダンピングファクターが 150以上です。やはり、38cm ウーファーを、軽々と駆動します。ですから、400Hz ですと、ダンピングファクターはもっとあるでしょう。クラウン D-45 に匹敵するかもしれません。
なお、ダンピングファクターとスピーカーのインピーダンスは理論的には比例しており、同じアンプでも、スピーカーのインピーダンスが 2倍になると、ダンピングファクターも 2倍になります。その代わり、アンプの出力は半分になります。逆に、スピーカーのインピーダンスが半分になると、アンプのダンピングファクターも半分になります。その代わり、アンプの出力は、2倍になります。
アンプはダンピングファクターが高い方がキレのある音が出ますが、あまりダンピングファクターの高すぎるアンプも、家庭用では良くありません。ダンピングファクター 3000とかいうアンプもありますが、そういうのはコンサートホール用です。家庭で鳴らせるものではありません。ご家庭でお使いになられるアンプのダンピングファクターは、400hz あたりが 400とか、その辺が最善のものです。
我々の扱っている、Thomann のパワーアンプのシリーズは、ご家庭でお使いになられるには、最善のダンピングファクターのものです。